ごあいさつ

岩谷瓦斯株式会社は、1953年（昭和28年5月）創業以来、イワタニグループの産業ガス事業を支えるメーカーとして、各種産業ガスの製造及びガス供給設備等のエンジニアリング事業を行ってまいりました。
当社は、「世の中に必要な人間となれ　世の中に必要なものこそ栄える」という企業理念のもと、産業・社会に必要な様々な産業ガスをお届けしております。

創業以来、空気分離ガス（酸素ガス、窒素ガス、アルゴンガス）、水素ガス、ヘリウムガス、炭酸ガス、溶断ガス等のガスを製造し、お客様のニーズに合わせた様々な供給形態により、安全・安定供給を続けてまいりました。
その中でも、創業当時より水素を究極のクリーンエネルギーとして捉えており、イワタニグループの一員として水素エネルギーの普及に向け取組んでおります。

水素事業は、国内3ヵ所（千葉県市原市、大阪府堺市、山口県周南市）の液化水素供給拠点を有しており、国内全域をカバーする供給体制を確立しております。その液化水素を産業用途のほか、種子島より打ち上げられるＨ２ロケットや燃料電池自動車（FCV）の燃料として供給しております。

FCVへの燃料供給のための水素ステーションについては、全世界での取組みとして2030年に10,000箇所、国内で900箇所の建設に向け多数の企業が取組んでおり、当社としては、2014年尼崎に日本初の商用水素ステーションをオープンして以来、水素エネルギー普及に向け水素ステーションの建設・運営に携わっております。
水素エネルギー社会実現に向け、FCVの普及に貢献すべく、保安に細心の注意を払い、安全を最優先に更なる水素ステーションの建設・運営を展開してまいります。

また、水素エネルギー普及に向けた様々なプロジェクトへも積極的に参画しており、当社の技術力を最大限発揮することにより、「来たるべき水素エネルギー時代」を切り拓いてまいります。

ヘリウム事業においては、2010年に創業の地、大阪市住之江区に日本最大級の能力を誇る「大阪ヘリウムセンター」を、2019年4月には茨城県稲敷郡阿見町に同規模の「東京ヘリウムセンター」を稼働させ、東西2拠点より全国へ安定供給できる体制を確立しております。

当社は今後も産業ガスの「保安の確保と安定供給」を第一に考え、世の中に必要なものを先取りし、社会に貢献してまいります。